平成27年1月10日(土)の高知新聞朝刊に、
「魚梁瀬杉の供給休止検討」との記事が掲載されました。
魚梁瀬杉は、馬路村魚梁瀬地区を中心に形成している「天然杉」であり、
高知県の県木にも指定されており、馬路村民の誇りともいえます。
近年の木材需要の低迷から、その木材としての価値も下降傾向になり、
遂には「伐っても赤字」という現状に陥っています。
そのような状況もあり、天然魚梁瀬杉の大地主である「四国森林管理局」では、
「魚梁瀬杉の今後の取り扱いに関する検討委員会」を設置し、専門家や有識者を交えて意見交換を行っています。
私たちエコアス馬路村は、天然・魚梁瀬杉の伐採・搬出には直接関わっておりませんが、
「工芸部門」の加工生産分野で大きな関わりをもっています。
また、営林署の統廃合後の伐採・搬出作業は、「馬路村森林組合」が担っており、
作業員のおんちゃんの、胸高直径・80㎝を超える大径木を狙った方向に正確に伐り倒す技術は天下一品です。
その技術の継承も非常に重要な検討議題だと思います。
馬路村の林業にとって非常に大きな関わりをもつ「天然・魚梁瀬杉」
「その価値を守るために残す」
「その価値を守るための技術」
「その価値を高めるための加工」
様々な観点から、今後の検討会に注目していきたいと思います。