以前のブログで紹介した「最後の魚梁瀬・天然杉」が木材市場で競りにかけられました。
場所は、高知市内にある「高知県林材」。
スギやヒノキだけでなく、サクラやケヤキといった広葉樹まで、全国中から良質な木材が集まる市場です。
競りの方法は至ってシンプル。
販売する原木丸太の上に立つ競人が丸太のm3単価を出します。
買付人は、その単価が妥当であれば手を挙げ、競合するとm3単価が上がり、
最終的に最高値を提示した買付人が落札となります。
m3単価なので、丸太1本の単価ではないのです。
例えば、10,000円/m3で買い付けた丸太の総材積が1.5m3であれば、15,000円/本というわけです。
さて、当日は、伐り出された魚梁瀬・天然杉500m3の内、約100m3が競りにかけられました。
最後の伐採ということもあり、テレビをはじめとする報道各社や、木材関連の業者さんも集まり、いつもの競りとは違う雰囲気となっていました。
この日の最高値は、360,000円/m3!!!
昔の金額から比べれば寂しい金額ですが、これでも5年前の倍値・・・。
天然木を使った需要が少なくなっている近年では致し方ないのかもしれません。
新春初市での記念価格に期待しましょう!!