10月15日(日)に、第25回山師達人選手権大会が開催され、ANAの翼の王国で紹介された効果?もあり、過去最多となる38チーム:約150人の参加がありました。
残念ながら、前日の夜から降り続いた雨の影響でグラウンドは田んぼ状態・・・。
雨で滑りやすくなったことから、木に登る「杉の実採り競争」が急遽中止となり、予選3種目で始まりました。
まずは、直径30cmの丸太を制限時間15分以内に3人が切り落とす「木挽き競争」です。
「木が伐れんと山師じゃないがよ。」ということで、日ごろから山の仕事に携わる林業事業体と建設会社チームが、圧倒的なタイムで上位に名を連ねます。
なかでも、「とされいほくチーム」の選手は、2分台で切れば達人と言われる中で、1分45秒で切り落とす大会記録級?のスピードを見せ、会場を驚かせました。
続いての競技は、3種類の木材を投げた合計距離を競う「丸太投げ競争」です。
今年初めて採用された新種目ということもあり、各チームともコツが分からず悪戦苦闘・・・。
パワーだけでなく、技術も必要とする内容になればもっと盛り上がるのではないでしょうか。(次回以降に期待しましょう!!)
予選最終競技は、重さ100㎏を超える丸太を引っ張る「輓馬競争」です。
選手の表情が、重さ・苦しさを物語っています(汗)
女性の部では、やはり苦戦が続きました。
残念ながら、エコアスチームは予選敗退。
怪我人続出でメンバー不足+得意とする木登りが無かったことが影響しました。
雨の日の木登りは、本家山師の見せ場!!
雨でも登れるところを魅せたかったのですが、残念!!
前年度優勝の湯浅建設30代チームも予選敗退となる波乱の中、決勝戦の第1種目「ビッグ丸太木挽き競争」が始まりました。
今年は、直径40㎝と44cmの2輪を切り落とします。(例年ほど、大きな木が調達できなかったようです)
3チームにより大混戦を制したのは、初優勝を狙う「湯浅建設20代チーム」。若さとチームワークの良さで逃げ切りました。
最終種目は、立木(埋めた木)を目標(紙コップ)に向けて切り倒す「杣達人競争」です。
狙った方向に木を倒す、山師の技術が求められます。
ここでも、湯浅建設20代チームが、本家山師チームよりも目標に近いところに伐り倒し、見事総合優勝を勝ち取りました!!
天然・魚梁瀬杉、最後の伐採等、馬路村の林業を取り巻く環境が変わろうとしている中、こうして多くの方に参加してもらい、林業を知ってもらう、林業に触れてもらえる機会が続けていけるよう、これからも馬路村一丸となって、森づくりに取り組んで参りますので、引き続きよろしくお願いいたします^^
最後に、協賛いただきました「馬路村農業協同組合様」「日本郵便様」「全日空様」「電源開発様」本当にありがとうございました。
また、準備から運営に至るまで雨の中頑張っていただいた「馬路村林業青年クラブ」の皆様に感謝申し上げます。